息子サイズの鎧をダンボールを使い手作りで低予算作成しました。
ご家庭で簡単に揃うモノで作成しているので思ったよりも簡単にできますよ。
・固定の際に使用している結束バンドの結束部分の出っ張りは全て外側にくるようにしています。アクセントにもなるし内側に何もないと装着している子供にも安心ですね。
・ご紹介している画像は全て完成後ですが、簡単なスプレー塗装、シルバー油性マーカーと色折り紙を張っただけなので簡単に作ることができるかと思います。
ダンボール手作り甲冑鎧のサイズ調整と脱着
完成後のサイズ微調整は「肩」と「両サイドの胴」で出来るので、5cm前後は自由にサイズ調整がおこなえます。
脱着は、サイズ調整カ所を全て緩めることによって脱着が容易にできます。
ダンボール手作り甲冑 甲冑鎧作りで必要なモノ
- ダンボール
- 画用紙または厚紙(なくてもOK、胴の家紋土台用)
- 結束バンド
- 色折り紙(金・赤)
- 紐(黒)
- Tシャツ(赤と黒を使用しましたが赤紐でもOK)
- たこ糸(なくてもOK、草摺と胴の結束バンド締め用)
- ガムテープ
- 髪留めゴム(2つ、籠手の手首側用)
- コードロック(2つ、肩紐止め)
- シルバーカラー油性マーカー
- カラースプレー(赤・黒)
- カッターナイフ
- カッティングマット
- はさみ
- 木工用ボンド
- 穴あけ用の尖ったモノ
胴・弦走/つるばしり
正面からみてお腹に位置する大きな部分です。
腰から上をメジャーで計り縦のサイズを計測します。その上には「胸板/むないた」がくるので6cm前後ほどは省きます。
前面、背面共に同じ大きさと形で両方共に丸みをつけておき、両サイドの穴から紐を通し結ぶのみ(画像右)。脱着が容易に出来るように紐は長めがオススメです。
胴正面は一番目立つ部分なので皆さんお気に入りのデザインを施されるようですが、我が家の家紋「まるにかたばみ」を施しました。金色の折り紙を厚紙に貼り丸い状態のモノを貼り合わせましたが、脱着などで湾曲具合が変わるので接着は完全に行いましょう。
胸板/むないた
■背面サイズ:幅220mm×高さ70mm。前面より邪魔にならないので少し高めに。
少し角度をつけた状態で結束バンドで固定します。内側には必要以上に動かないようにガムテープで固定しています。
この角度があるかないかで見た目が大きく変わるので是非取り入れてください。
背面に関しては角度はつけずに胴に対して垂直で固定しています。
画像右の上部に赤く丸い出っ張りがありますが、ここから肩紐を通そうか迷った上、使用しなかったのでカットしてもいいのですがそのままの状態です。
草摺/くさずり
胴下(腰部分)から股間やお尻を覆い被さるように太腿までのサイズを測ります。
前部に3枚、後部に3枚を配置しました。
各3段づつを木工用ボンドで貼り合わせた後に一気に台形にカットします。これを6枚作りました。
草摺と胴の固定
この草摺と胴は結束バンドで固定し前後に動くようにしましたが、結束バンドの丸みを押さえるためにタコ糸で縛っています。
こうすることで前後には自由に動きますがダンボール同士が上下で引っ掛かることがありません。
色と柄はお好みで。
佩楯/はいだて
草摺の下に配置しますが、ある程度動いても良いので草摺の裏に結束バンドのみで固定(画像右)。
長さは膝上くらいがちょうど良いかと思います。
いろいろネットで見ると子供用にはないものもあるくらいなので、見える程度あると雰囲気が出るかと思います。こちらは画用紙のような厚紙を使用。
大袖/おおそで
肩から肘にかけて目立つ大袖です。
4枚のダンボールを内側からテープで固定し、外側の隙間に小さく切ったダンボールをかまし入れ、それぞれを結束バンドで固定していきます。そうすることで、真っ直ぐではなく少しカーブをつけることが出来ます。
左右の大袖とカーブの度合いを見ながら結束バンドを締め付けていきます。
しっかり締め込んでも隙間に小さなダンボールがあるため、湾曲は残ります。これによって肩から肘に掛けて自然なシルエットが生まれます。
大袖の最上部には丸い飾りもつけたので少し肩周辺が賑やかに。
障子板/しょうじいた・肩紐
子供の肩はなで肩なので細長く真っ直ぐに切った肩当てではキレイに全面が密着してくれません。そこで、少し湾曲したソーセージのような形状にカットしています。そうすることで斜めの肩にフィットし正面からは真っ直ぐに見えます。
胴との固定はまず背面から2本の紐を通し画像のよう穴を開けた肩当てに通し、前面の胸板へ(前述の胸板の画像を参照ください)。
紐のサイズ固定具はバッグや帽子の留め具を使いました(画像右)。
大袖の固定
前後の胴体を紐で固定しますが、肩当てを付け、そこから大袖を固定できるようにします。
肩当て⇒湾曲させたダンボール板⇒大袖 という感じで固定します。どちら共に木工用ボンド乾燥後に結束バンドで固定。
大袖はおおよそ真横となりますが、多少の位置合わせはこの肩当てを移動することで前後に移動させることができます。
腕を上げた時にも大袖が動くように、大袖の下内側にゴムを仕込み腕にはめるということもできますね。今回は締め付けを少しでも減らすために肩からの固定のみにしています。
肩紐の装飾
結びは「総角結びの人型」で仕上げています。
先端に関しては、せっかくなので少々派手に?仕上げてみました。適当なところを糸で数回巻いたあとしっかりと留め、先端部分をほぐしていきます。そうするとフサフサ感がでて少し豪華に??
ロープの種類にもよりますが、こちらは中の芯として白く細いロープが入っていたのでほぐすと更に派手になりました。
籠手/こて
手の甲を覆う部分は、幅65mmの面から50mmのところで内側に薄く切れ目を入れ外側に少し折り込む。各角ははさみ等で丸く処理をする。
籠手自体を少し派手にしたのでここでは黒い紐で留めることにしました(切ったTシャツ)。
なるべく簡単に装着できるように手首側は髪留めゴムを通しています。
臑当/すねあて
縦に3本の折込みを入れています。内側に予め薄く切れ目を入れておき一気に曲げていきます。
足首側の最下部に位置する部分は外側に向け曲げています。念のためにスレ防止です。
足元付近は黒っぽく仕上げたかったので臑当自体は黒スプレー塗装後にシルバーマーカーで縁どりしただけの仕上げです。
立体的な赤紐で上下2ヶ所を固定しています(切ったTシャツ)。
貫/つらぬき
足元は5本指ソックスに黒のビーチサンダルです。
その他
上半身には浴衣、下には薄手の女性用スウェットパンツとその上に腕の日焼け止めでピッタリとスネ部分を密着させ、膝から上はゆったりと膨らませるようにたるませました。
浴衣の胸元を出したかったので、「咽喉輪」は作っていません。
甲冑に使用した紐
胴を繋ぐ両サイドと肩紐以外はすべて画像のような「Tシャツ生地」を使用しました。
適当なサイズにカットし少し引っ張ると画像のように丸くなり、柔らかくボリュームがあり伸縮性のあるロープのように変形します。
籠手や臑当など取れてはいけないが、締めすぎると子供が痛がるという問題を伸縮性があるTシャツ生地が解決してくれます。
少し太めにカットし同様に丸くなった紐を最終的に腰にも2本巻き、刀を2本固定しました。
そしてこの角をつまんで尖ったもので押し込むと小さな穴でも通すことができるので各パーツに大きな穴を空ける必要がありません。
古くなったTシャツは意外にオススメです。
まとめ
甲冑セットはこのような感じで完成です。
更にこだわればキリがありませんが、何年も何度も使うモノではないのでこの辺りで完成としています。
もう少しこうすれば良かったなぁ~っと思う点は、
- 大袖をもっと全体的に大きく
- 草摺の中心(前面、背面共に)のパーツは幅を広くしないと動く度に隣と干渉したり隙間ができる時がある。
この2つが完成後に気になった点ですが、その他はどうにかまとまったと思っています。
今回は息子専用サイズに仕上げましたが、これらを大きくすることで大人でもしっくりとくるのではないでしょうか。
甲冑セットを初めて作りましたが、息子の侍姿を見ることができ良い思い出となりました。
こちらも是非ご覧ください 。チャンネル登録して頂けますと嬉しいです、よろしくお願い致します。
コメント
すごすぎるっ!!お子様絶対興奮したことだと思います。って見てる私が興奮してる。。。私もチャレンジしてみようと心では思ってます。
よっしー 様
息子が一人で脱ぎ着出来ないのが難点です(笑)
各パーツのサイズが決まれば結構簡単ですが、息子を呼んではここはもう少し大きめの方が?ここは小さく?なんてやってるうちに時間が経ってしまいました、そして え~また~?と言われ・・
是非チャレンジしてみてくださいませ。