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アイスプライス編み込み加工方法【ロープの端に輪っかを作る】

アイスプライス編み込み加工方法【ロープの端に輪っかを作る】 LIFE

アイスプライスとは?ロープの端が輪っかになっている編み込み加工方法で一般的に「アイスプライス」と呼ばれています。スッキリとした仕上げでとても強い輪っかが誰にでもできるので、今回はこの「アイスプライス」の編み方を分かりやすく画像と共に順にご説明していきます。

このアイスプライスの輪っかの中に「シンブル/キツネコース」を入れても編み込み加工方法自体は全く同じです。

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アイスプライス加工の準備

準備する物

アイスプライス加工方法

●ビニールテープ

このページでは分かりやすいようにカラーテープを使用していますが、切り口がバラバラにならない為に留めるだけですのでテープは何でもOK。ロープの素材によってはライターなどで処理してもいいですね。

位置決め

アイスプライス加工方法
※ 分かりやすいように「シンブル/キツネコース」を入れています。

輪っかの大きさ」と「編み込むロープの長さを決める

輪っかの大きさが決まればテープで巻きロープの端がバラバラにならないようにします。

輪っかの大きさは用途により異なりますが、編み込んでいくロープの端は長い方が加工しやすいです。強度としては3~5回程編み込んでいけば十分です。

・編み込んでいくロープの端は長めが加工しやすい。
・強度としては3~5回程編み込んでいけば十分!
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編み込む前の最初の形

※ 分かりやすいように、● 色のテープで分けています。

シンブル(ロープ内側の金具)があるないに関わらず最初の形はこのように配置します。

この段階で3本のうちどれがどこに入るかが決まります。ロープが戻り緩みしていないようにしっかりねじってから配置しましょう。

この状態で一番上にあるロープを一番最初に編み込みます。画像では●ですね。この3本のロープの配置を崩さずに次へ。

アイスプライス加工編み込み作業 【セット1】

ロープ1の編み込み

●ロープ1の先を黒矢印のようにメインロープの隙間に入れます。編み込み時は全て根元までしっかりと!各ロープのねじり直しも重要です。

ロープ2の編み込み

次は、先程の●ロープが出てきたところから、ロープをピンク矢印方向へ差し込みます。

ロープ3の編み込み

●、ロープが終わったら輪っか自体を裏面に引っくり返します。次のロープ3に関しては完全に裏側からの作業となります。

編み込み方法は同様に、先程入れたロープが出てきたところから差し込みます。

これで第一段階の3本のロープを編み込むことが出来ました。

これらの「ロープ1・2・3」の編み込みを1セットとし、このセットを繰り返します。

どの工程でも差し込んだ全ロープはねじり直しながら根元までしっかりと!

1セットごとに確認する

最初の3本を編み込んだらいろいろな角度から確認してみましょう。違うところに差し込んでいたり、あれ・・??なんてこともよくあります。

画像左のように編み込んだ状態を上から見ると、3本が同じようなバランスであることが分かります。

アイスプライス加工編み込み作業 【セット2】

一番難しい(混乱してしまう)のが「セット1」なので、ここからは簡単です。

ロープ1の編み込み 【セット2】

この段階からは正直どのロープから差し込んでも問題ありませんが、ここでは最初と同様に●ロープ1から始めます。

●ロープ1をすぐ左隣のロープをまたぎ、黒矢印へ差し込みます。

ロープ2・3の編み込み 【セット2】

●ロープ1が出てきたところすぐから次のロープ下へロープを差し込みます。

その次はロープが出てきたところからロープ3を・・・というふうに同じ手順で編み込んでいきます。

差し込んで出てきたところから次を差し込むイメージ。

まとめ

編み込みの作業は長めの方がしやすいですが、5セットほど編み込んでもまだまだ余っているようなら切ってしまうか(切る場合はギリギリで切らないこと)、そのままイケるところまで編み込んでしまいましょう(画像右)。

最終はビニールテープ等でまとめるとスッキリしていいですね。

今回は輪っか内に「シンブル/キツネコース」を入れていますが、用途によって選択しましょう。例えばこの輪っかの次にくるものは? 輪っか自体が大きくボートの係留用なら必要ありません。

ここにシャックルなどの金属と接合する場合にはこのようにシンブルがあると擦れに大変強いのでオススメです。

どちらにしてもアイスプライス自体の加工方法は全く同じです。

シンブルを使う場合はしっかりと密着させキツめに加工しましょう。最初のセットを差し込みやすい楽な位置から初めてしまうと使用後に緩くなりシンブルが外れる恐れがあります。そしてシンブルにも沢山の種類があるので信頼できるタイプを選びましょう。

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