このカメラは防水ではないのに、海水に何度か浸かってしまい電源すら入らなくなってしまいました。その後何年か放置していたためこの際 分解したいと思います。
Canon-S120の分解
細めのプラスドライバーで外せるであろうビスを全て外していきます。
まずは前面のカバーを開けると(画像左)。この腐食・・
画像右は下部と後部のカバーを外したところ。なんとサビが一面に。
そのまま液晶モニターを外してみると、
この激しいサビ・サビ・サビ!
ストロボの真下に位置するのは、コンデンサーです(黒い筒状のモノ)。
最近のコンパクト化されたカメラは、このコンデンサーも入るところに入れていると印象がありますが、このカメラの場合は実際に発光するストロボとほぼ直結状態で配置されています。
コンデンサーの取扱いには十分に注意が必要です。強力なストロボを発光させるよう常に電気を貯める場所であるため故障したカメラとはいえ安易に触れないようにしましょう。
電子回路基板部分はこんな感じです。
そして、画像下は上部に位置するスピーカー(中央)とマイク(左右)。
このカメラの場合、電源をいれるとレンズが飛び出すタイプなので、こちらも見ていきます。
この飛び出すレンズ部分はこちらの小さなモーターで作動させています。
写真には撮っていませんが、このモーターから連動される小さなギア(歯車)も精巧で流石といった感じ。モーターの場所も分かりやすいですね。
さて、カメラと言えば気になるのが、イメージセンサーですね。
海水に浸かったと言ってもカメラごと落としたわけではないので周囲以外はそれほどダメージを受けていませんでした。これじゃ、使えませんが。
気になるレンズ奥に潜んだCMOSイメージセンサーはこちら!
美しいCMOSセンサーですね。
CMOSイメージセンサーについてはこちらの記事をご覧ください。
その時の最先端の技術に追い付くように撮影の腕も上げなくてはいけませんね、テクノロジーが進化すればそれに見合った使い方をしたいものです。
まとめ
今回の分解で確認出来たパーツの数は142。ハンダ等で固定されたパーツは外していません。
再度組み立て直すことを前提としていなかったのでここまで分解をしましたが、これらを見ただけで毛頭そんな気は失せてしまいますね。
何かの目的で分解が必要な方の事前情報としてお役に立てればと思います。
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