今やまったく使っていない古いカメラですが、使えたとしても今となれば画質に問題があり処分する前に分解してみました(ハンダ付け固定は外していません)。
分解と言っても内部の部品を交換したり修理というわけではなく、どんなふうになっているのかを調べる為。
分解出来るパーツは全て外してみる
分解する際に使用した工具は、
- 六角レンチ
- 精密プラスドライバー
- 精密プラスドライバーに力を加えるペンチ ※柄が太く力の伝わるタイプなら必要なし。
六角レンチを使用したのは、唯一この部分の2ヶ所のみ。名前に相応しくタフさが伝わるようにこのデザインになっているのでしょうか。
見えているネジというネジを次から次へと外していきます。
使用した精密用のドライバーの柄が細い為、力を入れてもビクともしない場合があります。下手するとネジの十字部分がナメてしまい、空回りになるので要注意です。
そのような時にはしっかりとドライバーを押し込みながら固定しながら柄の部分をペンチで回してみましょう。少し回れば手の力のみで外すことが可能です(手ではすべってしまうため)。
バッテリーやSDカード等を差し込む為に開くカバーはこんな感じです。
さて、どんどん分解していくと電子回路基板が現れます。
この周辺も外せるパーツは全て外します。
さてこちらは基盤からハンダ付けで繋がった長さ20mmほどの円筒形の、「コンデンサー」。
ストロボを光らせるために電気を貯める部品で、ストロボ発光時に一挙に沢山の電流が流れます。これは自動で直ぐに充電され次のストロボ発光チャンスを待つ構造なので、いつもフル充電されています。
電気が貯まっていると、このコンデンサーの足の部分に触るとビリッとする可能性があるので注意が必要です。写ルンです などの簡易カメラ的なコンデンサーの分解もしないようにしましょう。
こちらは 撮像素子 (イメージセンサー)です。
フィルムに相当するパーツと言ってもいいかも知れません。この撮像素子は機種やメーカーによって異なります(CCDやCMOSなど)。
イメージセンサー(CMOSイメージセンサー)に関してはこちらの記事をご覧ください。
分解は進みます。
スピーカーやモーターも10mmほどの小さなモノが使われています。
今回分解したパーツの中で一番小さなネジがこちら
左にあるボールペンの先が巨大に見えますが、ネジが極小なのです。。
全て分解した状態がこちらです。
元に戻すことは100%不可能です。
まとめ
今回は使わなくなった処分前のカメラを使い、どのような構造になっているのかを見たくて分解をしてみました。
使用した精密ドライバーの柄の部分が細すぎて力が伝わらない。ある意味作業には不向きでした。。
ネジを回しながらの分解作業で何度か固くて回らないモノがありペンチも使用しましたが、出来れば一つの工具を押しながら回すのが理想です。
分解等の作業は自己責任にておこないましょう。
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