「トローリング」と聞くと、特殊な装備のボートで大きな竿とリールなどを使い、とても大変そうな光景が目に浮かびますが、実はとても簡単な装備で回遊魚を狙うことができます。
ハンドライントローリングとは
文字通り、ラインを手で持ちヒットしたらそのまま手繰り寄せ船上まで魚を取り込みます。
ボートのスピードは 6ノット前後くらいで航行し、ヒットした際には、グッ!とした独特の圧が直接手に掛かるので、ニュートラルレベルまでボートのスピードを落としラインを手繰り寄せていきます。その後またルアーを水面に投入し再開します。
手を守る為にグローブは必須です!
ハンドライントローリングに使用するルアー作成
ハンドライン(手で釣る)で釣ることが前提なので、そこまで大きな仕掛けは必要ありません。
ハンドライントローリングルアー作成に必要なモノ
- メインライン(ハンドラインリール側)
- リーダーライン(ルアー側)
- フック
- タコベイト2種類
- シンカー1つ
- 結束用ライン(PEライン使用)
- オーバルスリーブ2つ
- スナップ付きスイベル1つ
今回は3.5号のタコベイトで作成しています。
ハンドライントローリング用ルアー作成
内側のタコベイトを装着する
まずはタコベイトの先を切り、切ったタコベイトを完全に裏返します。
その際に、ヒラヒラとなったスカート側から裏返そうとすると裂けてしまうことがあるので、切った先側を内側に入れ押し込みながらずらしていくように裏返していきます。
完全に裏返ったらシンカーに被せ、シンカーの段差部分にしっかりとラインで固定します。
ラインで固定した個所から元の姿になるよう裏返します。この裏返す際にもスカート部分からではなく、ラインで固定した側からズラしていく感じで裏返していきましょう。
これで内側が完成です!
外側のタコベイト(2つ目)を装着する
こちらも先程と同様の作業を繰り返しますが、ラインでの結束場所はヘッドの付け根にして完成後になるべく隙間ができないようにします。
ラインで固定が終わるとこちらも同様に丁寧に裏返します。
これで外側も完成です。
ラインとフックをタコベイトに連結させる
今回リーダーとなるラインは約2.5mとしました。
そのラインをシンカーに通し、そこに予めオーバルスリーブを一つ通しておきます。
できるだけラインの周囲に隙間がないようピッタリのサイズを選択しましょう。
※画像のモノは少し大きなスリーブでした・・・
ラインの端をフックの穴に通し、その部分にひと結びをつくります。
ラインの先を予め通しておいたオーバルスリーブに通ししっかりとカシめます。
もちろん、使用するフック、タコベイトのサイズにより異なるのでお好みで仕上げましょう。
最後にリーダ―ラインの逆側に小さな輪っかを作り同じようにオーバルスリーブで固定します。
この輪っかとメインラインのスナップ付きスイベルを連結させます。
これで完成です!
ハンドライントローリングの仕掛けの作り方まとめ
これらのセットを船上に持参しておくだけで、遊びの範囲が大きく広がります。
予想もしていなかった鳥山と遭遇した際には大活躍してくれるでしょう。
そしてとても簡単に作ることができるので是非試してみてくださいね。
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