刃こぼれした切れない包丁は危険です
皆さん、包丁 研いでますか?!
どんな高価な包丁を使っていてもそのうち切れ味が悪くなってきますよね。
そんな時は、砥石(水をつけながら研ぐ四角い石のような)で刃先部分を研ぐだけでも切れ味が変わってきます。
我が家では魚を食べる事が多く、「万能タイプ ・ 出刃 ・ 刺身包丁」はフル稼働で頻繁に使用しています。
魚を三枚におろす場合や刺身にする場合、何度も何度も魚の身に包丁を入れたくありません。もちろん刺身は一発でス~~っと一切り。切る時に包丁を前後にゴシゴシなんてもっての他・・
ということでちょいちょい研いでます。
刃先の状態は?
長い間、手入れを怠ったまま使用していて刃が掛けてる場合(刃こぼれ)には、その部分を一度真っ直ぐにした方が修復が早いので思い切って削ってしまいましょう。
そんな時は家庭用のグラインダーでも十分に仕事をしてくれます。ご家庭に据え置き卓上タイプ(砥石のようなディスクが縦に回りっ放しで両手が使える)が一番作業がしやすいですが、ハンディタイプならきっと皆さんのご家庭にもあるかと思います。
ただしこのやり方は荒削りとなるので、その後は番手を変えながら整えていきましょう。
ディスクグラインダーで包丁を整える
さてこちらの写真の右上にあるのは電動タイプの砥石(シャープナー)。砥石同様にちょいと刃先を整えるには便利です。(シャープナー / 実際には極小の傷を加え引っ掛かりを良くしている。)
写真中心のディスクグラインダーのホイールカバーは邪魔なので外しています(左上)。右下にあるのは回転速度を調節出来るスピードコントローラーです。
グラインダーをこのように安定した床などに置いた状態で保ちますが、私の場合は両足で挟み込み両手をフリーにして包丁を扱いました。逆に包丁を固定してグラインダーを刃に当てていくことも可能ですが、包丁を手でコントロールする方が力加減が分かりやすいと思います。(危険なので足で挟むのは止めましょう)
気を付けないといけないのは、回転する方向。
今回使用したオフセット砥石は何かを削る時にとても便利で鉄鋼・ステン・アルミ等なんでも削ってくれます。
仕上げの砥石の番手は順に細かく
番手にもよりますが、削った跡が荒い場合はサンドペーパータイプ(番手は様々で番号が大きいほど目が細かい)のディスクで整える事も出来ますが、鋭利にした部分が丸みを帯びてしまわないように注意しましょう。
今回研いだ包丁は片刃の為、裏面はカエリ・バリ(削った際につくカス)をキレイにした程度で終了ですが、仕上げは目の細かい砥石で整えます。
研いだ後は、爪の面に斜めに引っ掛かるか試し、スルっと滑るようなら切れません。これは一つの目安なので実際に何かを切ってみるのが一番です。
● 今回は個人の判断のもとホイールカバーを外しています。
● 作業をする際には、保護メガネ・防塵マスク・皮手袋等の安全グッズは忘れないように装着しましょう。
包丁は普段のお手入れが大切!
今回は私の出刃包丁が刃こぼれしてしまったのでグラインダー使い蘇らせましたが、もちろんこのような状態になるまで放っておいたのが原因です。
正直なところ使い方にも問題がありました。それはどんな太い魚の骨でも力を入れて切ったり、さらには骨付きチキンの仕込みをする為に切ったりと踏んだり蹴ったりの使われようでしたので仕方ありませんね・・・
少しの「欠け」を見付けた時点でなら砥石でもどうにか整える事ができたのではと思っています。それ相応の使い方をし、洗った後は空拭きし乾燥させ保管しましょう!
刃こぼれし使えなくなってもすぐに買い換えるのではなく、まずは砥石で研いでみたり家庭用グラインダーで蘇らせましょう!
コメント