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魚の内臓の食べ方【内臓の部位別に調理方法をご紹介します】

魚の内臓の食べ方【内臓の部位別に調理方法をご紹介します】 FOODS

魚がまるごとあると内臓は全て処分しがちですが、内臓にもそれなりの美味しさがあり、特に新鮮な場合には捨ててしまうのはもったいない貴重な部位でもあります。

特に切り身の魚では決して味わうことが出来ないため、新鮮な魚がまるごと手に入る場合には捨ててしまわないようにしましょう。

見た目と大きさは魚の種類やサイズにより若干異なりますが、基本的にはどの魚の内臓もほとんど同じです。

是非参考にして頂き、魚の美味しさを更に広げましょう。

※毒が含まれず新鮮な魚が前提です。魚の種類やサイズにより各臓器の見た目は異なりますが、下処理、調理方法は同じです。
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美味しい魚の内臓とは

ここでは、一般的に肝と呼ばれる「肝臓」、「胃袋」、「心臓」、「白子」、「卵」をご紹介していきます。

知らなければ、気持ち悪い?臭い?なんてイメージを持たれるかもしれませんが、それぞれの臓器に関してはニオイというものはそこまでありません。

例えば、胃袋というのはご想像通り食べたものが入り消化していく過程が残る部分でもあるので、その中身の異物さえ取り除いてしまえば胃袋自体にはニオイはありません。

※画像内の血合いは内臓ではありません。

魚によって食べることが出来ない内臓もありますので魚種についてはしっかりと事前に調べましょう。
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魚の内臓の味付け

内臓料理にとても合う2種類の味付けをご紹介します。どちらも一度沸騰したお湯でボイルした後に味付けをします。

オススメ①
・醤油・出汁(濃縮の麺つゆなど)・みりん・日本酒・水・あればすり生姜
ボイル後に各内臓の水気を簡単に取り、混ぜ合わせた調味料と煮て味をつけていきます。全体に色が染み込んだら火を消しそのまま少し置いておくと更に味が入ります。
オススメ②
・醤油・ごま油・酢・砂糖少々・ニンニクと生姜(刻み、すり等何でも)
ボイル後に各内臓の水気を簡単に取り、混ぜ合わせた調味料と炒め煮るように味をつけていきます。タレを絡めるように仕上げるのがポイントです。
これらの味付けはこれからご紹介する内臓の各部位共にとても合いますので是非お試し下さいませ。

魚の肝臓

どんな魚の肝臓もこのように茶色っぽい色をしており、とても柔らかい。取り出す際には慎重にしないと切れてしまうので気を付けましょう。魚のサイズによりこれらの各臓器の大きさも変わってきますが見た目はほぼ同じです。

魚の肝臓の食べ方

まずは沸騰したお湯にくぐらせます。その後先程ご紹介した①②どちらかの味付けの際に再度火を通すので、表面にアクが出てある程度火が通ったら水気を取り味付けに入りましょう。

オススメは②の少し濃いしっかりとした味付けが個人的には好みです。

魚の胃袋

胃袋は、魚が口を開けた時に見えるエラ部分としっかりと繋がっているため(画像左)、包丁等で切り離す必要があります。

胃袋というだけあり、魚によっては捕食したての場合もあり胃袋がパンパンに膨らんでいるほど中に餌となるものが入っていることがあります。

胃袋部分を切り離したら、中身を全て取り出します(画像↑右)

胃袋の中に縦に包丁を入れシート状に開くと中身も一気にキレイにできます(画像右)。

内部には今迄消化される前の餌等が入っていたのでしっかりと洗浄します。ニオイの原因ともなるので重要です。

ある程度 洗浄が終わったら、両面共に表面をうっすら削り取るように包丁を立てた状態で横へ滑らせていくと、ヌメリや汚れが更に取り除けます。その後再度キレイに洗い流します。

魚の胃袋の食べ方

キレイにした胃袋は適当な大きさに切り分けます。歯ごたえは、コリコリザクザクとした食感なのであまり大きくない方が食べやすいでしょう。

調理方法は前述の「肝臓」と同様に少ししっかりとした②の味付けが合います。

多分ほとんどの方が、新鮮なうちに内臓は調理されると思うので、「肝臓+胃袋」のセットで一気にやってしまいましょう。

魚の心臓

心臓は他の臓器に比べてとても小さい。

そしてこの心臓がある場所というのはエラの真下(腹側)の中心にあるので、魚の腹部を開く(切る)時に口の方まで一気に全開にすると真っ二つに切れてしまいます。

ある程度の大きさの魚の場合には、エラが繋がっている膜を切り、そこから指を突っ込むと心臓を探し出すことが出来ますが最初はゆっくりと腹部を開いて行くほうが無難でしょう。

魚の心臓の食べ方

大きな魚、例えば大型のカツオやマグロなどの心臓は5cm超えの場合もあります。そのような大きさの場合には、スライスをし焼肉の要領で焼いてもとても美味しい。

イメージとしては、肉の心臓(ハツ)に似た少し弾力がありあっさりとした味というのでしょうか。小さい場合には食べてもわかりにくいですが、食べることが出来るということを覚えているだけでも良いかもしれませんね。

肝臓、胃袋と同様の処理と味付けで調理しましょう。そもそも小さくて一つしかありませんので。

釣りたてのカツオやマグロの心臓は生でも食べることが出来、釣った方の特権?という臓器でもあります。

魚の白子

白子は魚の腹側付近に位置しているので、包丁を入れる際には注意が必要です。

お腹が膨らんでいる場合には胃袋の他、こういった白子や卵の可能性があるので少し切れ目を入れたらそこからキッチンバサミでゆっくりと開いていくほうが無難でしょう。

無理やり引っ張り出そうとせず慎重に取り出しましょう。

魚の白子の食べ方

白子自体の周辺をキレイにしたら、沸騰したお湯に入れ数分したら水気を取り除きます。

定番ですが、「白子ポン酢」がとても合いますね。

ボイル後は臭みもなくご想像通りの白子の味ととろ~りとした食感です。

魚の卵

白子が入っていない場合には、このように抱卵している場合も多いので白子同様に気を付けて腹部内を確認し取り出しましょう。

画像左はマグロ、画像右はカスミアジで見た目は全く違いますが、同じく卵です。

魚の卵の食べ方

まず周囲をキレイにします。目立った膜などは手で簡単に取り除けますが滑るようならナプキン等を使用しましょう。

小さい場合には半分に切る程度。

大きく長い場合には、1cmほどの間隔で輪切りにしていきます。そしてそれらを裏表をひっくり返すようにします。そうすると内側が膜、外側が卵のツブツブという見た目になりますね。

これらを沸騰したお湯でボイルします。

お湯に入れた後次第に菊の花のようにフワっと広がるので、その後全体に火が通ったくらいになったら水気を取り、肝臓や胃袋と同様の味付けにします。

オススメは①の少し繊細な味付けをしっかり染み込ませた方が個人的には好みですが、しっかりとした味付けももちろん合うのでお好みで。

柔らかくクセがないので、我が家では子供にも大人気の一品です!

魚の皮の湯引き

内臓ではないですが、意外と処分されがちな皮も見逃せません。

ハタやフエダイ系の魚は皮がしっかりとしていて皮の裏目にも脂分が含まれているのでとても美味しい。調理後に冷蔵庫で冷やすと煮こごりが出来る程です。

食べ方はいたって簡単。

ウロコが残っていないかしっかりと確認をし、小さく切り分け沸騰したお湯でボイルしポン酢をかけて出来上がり!

このように食べることが出来れば、皮すき(包丁で皮をはぐ)の際に慎重にならずできますね。皮側に身が残ってしまっても湯引きで美味しく頂きましょう。

※画像は、ライムの絞り汁、醤油、唐辛子で和えたもの。

魚の内臓の調理方法まとめ

魚の内臓も調理方法はとっても簡単ですが、これはどの部位?やこれは食べれるの?という疑問があるかと思います。

まずは見た目を覚えればどんな魚でも各臓器はほとんど変わりません。

味付けに関しては、お湯でボイルした後に少し濃い目の味付けをすれば間違いないでしょう。

白子と卵はほとんど臭みがないので、ボイル後はポン酢などのさっぱりとした味付けくらいでも十分美味しく頂けます。

新鮮な魚がまるごとある場合には是非試してくださいね。

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