マグロのかたいスジ部分は、刺身(生)としては食べにくいので熱を通した調理方法が最適です。
今回は、このスジ周辺部分の「スジと身の取り分け方」と「スジそのものの調理方法」をご紹介いたします。
スジ部分の正体とスジが多い身の調理方法はこちらをご覧ください。
マグロのスジと身を取り分ける
このスジは簡単にいうと、
脂・コラーゲン
なので、火を通すと全く硬くなくなり、しっとりとした絶品へと変化します。
大きなサク状態のままでも、ある程度身を切ってからでもいいので、包丁やスプーンの先などを使い「白いスジ部分」と「身」を分けていきます。
こういった取り分け方にすれば身自体は細かくなってしまうので、マグロの叩きやツナマヨなどが適していので気にせず分けてしまいましょう。
柔らかい身の部分はすんなりとスジと別れてくれますが、身が硬い部分がある場合には包丁の背で全体を叩いてやると身が柔らかくなりスジから離れやすくなります。
まだ身がスジについていてもったいないなぁ~っと思うかもしれませんが、ある程度取れたら良しとしましょう。
自分の場合は結構適当にやっちゃってます。
画像内の右がスジのない身だけの部分で、更に包丁で叩いて鉄火巻きやアテにします。刻みネギと醤油が良く合いますね。
左は大まかに分けたスジ部分です。もう少し身をキレイに取れれば、後は捨てるのみ?なんて方も多いことでしょう。これからは絶対に捨てないようにしましょう!
さて、このスジ部分をメインに調理していきます。
マグロのスジ部分の絶品料理
※何度も言いますが、スジに火を通すと脂質に変わるので全体が柔らかくなります。
これらのスジ部分を器に入れ、
- 醤油
- すりニンニク
- みりん少々(なくてもOK)
の適量を混ぜ合わせます。時間に余裕がある場合は少し冷蔵庫内で寝かせればしっかりと味が入りますね。
これを一気にフライパンで焼きます。
中強火くらいで熱したフライパンに、ごま油を敷き一気に焼いていきます。
長時間加熱し焼き目を付けるというよりは、一気に少し焦がす炭火焼肉のイメージです。
これら自体は薄いので火はすぐに入ります、内部に生の部分がなくなれば完成です!
火が入ればスジ部分は良質の脂に変わるので、しっとりとした食感が味わえます。
お皿に盛り完成!
お好みで、刻みネギや一味も合いますね。
「えーッ あの硬く白いスジのところがこんなふうに!?」と驚かれることでしょう。
我が家では子供にも人気のおかずです。
マグロのスジ料理まとめ
一見敬遠しがちな、硬いマグロのスジですが調理方法によっては「スジ部分だからこそ柔らかく美味しい」料理へと早変わりしてくれます。
決して捨ててしまわず、美味しくいただきましょう。
こういった食べ方をするようになってから我が家では、マグロのスジ部分は大歓迎です!ですが、もちろん刺身が目的の場合はスジ目がない部分を選びましょう。
今迄捨ててしまってたであろうマグロのスジの独特な食感と味を是非試してみてくださいね。
やみつきになること間違いなし!
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