インクラインベンチを使うトレーニングでよく「背もたれは30度から45度」もしくは「30度が理想です」なんていう説明を聞き角度を設定するもその角度がない。
既製品のインクラインベンチには、角度が記してないモデルもあるので実際には分かりづらいですよね。
今回は元々理想の角度がないインクラインベンチの角度を自分の理想の角度にする簡単な対処方法をご紹介致します。
インクラインベンチ【理想の角度がない場合の対処方法】
今迄自分なりにこれくらいが30度かな?という角度で、インクラインダンベルフライやプレスをおこなっていたのですが、少し低い?と思い、次の角度に設定するとこれでは急すぎて肩に刺激が入る。
そこで購入後初めて角度を測ってみると、30度くらいと思っていたところは見た目よりもフラット寄り、もう一段階上げると高すぎる(急)。←この中間が欲しいッ!!
画像のように、すでに角度を指定する穴が等間隔であるのでここへ設定するわけですが、自分にとっては理想の穴の場所がない・・・
なら穴を増やせばイイッ!
ベンチ背もたれ固定具の確認
背もたれに固定された角パイプを抜き外し中を確認してみます。
画像右のように、チョボのようなものが中の角パイプの穴に入り、ノブを回すことにより次に大きな出っ張りがパイプ自体を固定しているようです。
これを見る限り各パイプの左右には穴は必要なく、このチョボが入る片側でいい仕様のよう。少し頼りないような気もしますが・・・(笑)
インクラインベンチの角度を理想通りにする
理想の場所(角度)となる角パイプに先っちょのチョボが入る穴を開けます。
穴開けに使用したのは、
- インパクトドライバー
- 細いドリル
- ステップドリル
このステップドリルは理想の穴径までこれ一つで完了するので大変オススメです。
ただ、このステップドリルの先を何もないツルツルとした角パイプに直接当てても穴は開かない為、画像内にもある細いドリルで取っ掛りの小さな穴を事前に開けましょう。その際に滑り止めと目印も踏まえ尖ったものを当てハンマーで印を刻み付けると穴開けがスムーズです。
最初の小さな穴が空いたらステップドリルの出番です。
ステップドリルの使い方はこちらをご参照ください。
すでにある他の穴の径と同じくらいまで開ければ完成です!
事前に開けた穴にステップドリルの先を理想の径まで押し込んでいくだけでなので簡単ですよ。
指の先が新たに開けた穴。
既存の穴と穴のちょうど間に施してみました。穴の大きさもいい感じ♫
新しい穴を使用し固定具を締め付けた後、念の為に角度を測ってみました。
ちょうど30度になりました。
既存の穴と穴の中間があったらなぁ~ということで、たまたま既存の穴と穴の真ん中に施しただけだったので正確な角度は分かりませんでしたが、なんとピッタリ30度。
微妙な角度の違いで筋トレにどれくらい影響するかはまだ分かりませんが、納得出来る角度調整が出来るようになり一応無事に完了です!
ベンチ背もたれ固定具の今後の予定
先程も画像をご覧頂きましたが、角度を調節固定するための固定具は、角パイプの片側のみ。しかも小さなチョボが入り込み、更に押して固定しているのみ。
ダンベルを使用している程度では問題ないかもしれませんが少々不安・・・
このタイプのインクラインベンチは角度を調整する際に、
- ノブがフリーになるまで回す。
- ノブを引っ張りながら
- 背もたれの角度を調整
- 穴が入る場所でノブを戻す
- ノブを回し固定する
この流れで角度調整をします。しかも各パイプを固定しているのが片側のみ。
正直、面倒ですね~・・・
今後は、角パイプの左右とノブ側の角パイプの両側にも穴を開け、横から見るとあちらが見えるように穴を通し(穴を貫通させる)、そこへ径の合ったボルトを通して完成という仕様にしたいと企んでいます。
すでに開いている穴の間に新たに穴を開けたくない場合には、他の二面(両サイドではなく前後)に穴を開けることで問題解消です。
これなら、ボルトを抜くだけで角度調整が出来、今迄は片側の穴で固定したものが両サイドで固定されることになります。
※ボルトのみが心配な場合はナットで手締めしても抜けませんが、そもそも背もたれに圧が掛かればボルトのみでも抜けませんね。
これなら強度も上がり、角度調整も簡単ですね。
このような仕様にする際にはまたご紹介したいと思いますが、とりあえず今回は角度も変わったのでしばらくこのままで使ってみたいと思います。
これで大胸筋の上部にシッカリと刺激がくればいいな・・・
コメント